1. 智歯周囲炎とは?なぜ若い世代に多いのか
智歯周囲炎とは、萌出途中の親知らずの周囲歯肉に起こる炎症です。
17〜25歳では顎の成長がほぼ完了しているため、親知らずが正常に生えるためのスペースが不足し、埋伏・傾斜・部分萌出が起こりやすくなります。その結果、歯肉が覆いかぶさる状態が形成されます。
この部分は食べかすや細菌が溜まりやすく、炎症・腫れ・疼痛を引き起こします。
2. 主な症状
- 奥歯の歯肉の腫れと痛み
- 口臭や膿の排出
- 開口障害・咀嚼困難
- 微熱・リンパ節の腫れ
3. 放置した場合のリスク
- 隣接する第二大臼歯への障害
- 顔面・頸部への感染拡大
- 歯原性嚢胞の形成と骨吸収
- 重度感染のリスク
4. 根本的な治療方法
急性期:
- 感染部位の洗浄・排膿
- 抗生剤・抗炎症薬の使用
根本治療:
- **歯肉弁切除術:**正常萌出可能な場合
- **親知らず抜歯:**多くの症例で適応される最も確実な治療法


